漆塗の技法はもちろん、素材から加工に至る細部まで微塵の妥協も許さずに仕上げられた、
まさにリールの歴史と輪島継承の匠の技とが凝縮された逸品です。
さすがにここまで行っちゃうと実用品ではないよなぁ。
オキアミ臭い手で触るわけにもいかんでしょう。
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「会長、最近釣りの方はいかがですか?」
「いや、忙しくてね。 なかなか時間が取れないんだよ」
「それはそれは。 今日はこちらをお持ちしました」
「ん?、ほほぅ、これはまた立派な箱じゃないか」
「お気に召していただけるといいのですが」
「うむむっ、蒔絵でカワハギ…。ハンドルは…水牛か」
「やはり会長ほどの釣り名人ともなれば、道具もそれなりのものをご用意しなければと思いまして」
「わかってるじゃないか、はっはっはっはっはっは」
「例の件、よろしくお願いいたします」
「はっはっはっはっはっはっはっは」
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という用途が最有力(笑)