よみがえれ、諏訪湖 漁獲再生に全力 長野(産経新聞) – Yahoo!ニュース
漁獲量の激減に主力産品だったワカサギ卵の不調-。長野県の中心にある諏訪湖で今、漁業が崩壊しつつある。大きな赤字を抱えた地元の漁協では、民間企業の出身者を組合長にすえた。かつての湖水を取り戻し、釣り人を呼び込むため、新しいけど懐かしい湖の姿を取り戻す取り組みをスタートさせた。(高砂利章)
昭和55年に215トンあったワカサギ漁獲量は13トン、61トンだったコイは1・7トン、13トンあったフナがゼロ。昭和45年には計60トン近くあったシジミなど貝類も今は漁獲量ゼロ-これが諏訪湖漁業の現状である。
また、この6年で主力産品となっているワカサギ卵が出荷できないという異常事態が3回発生した。産卵のために流入河川を遡上(そじょう)するワカサギが激減したためだ。
ワカサギが好調だった頃って、諏訪湖もまだ汚れててユスリカがシーズンごとに大発生してたんですけどね。やっぱ餌があるかないかは大きいんじゃないかぁ、と。
他の魚は、どうだろう。
食べなくなったのがいちばん大きいんじゃないのかなぁ。
フナなんか食べないもの。
コイだってね、佐久あたりのキレイな水で育てたヤツはうまいのよ、それなりに。
諏訪湖のはね、やっぱり泥臭い。
今は海の魚も自由に手に入るから、難しいよね。
で、こういうことも。
なぜ、漁獲高がここまで落ち込んだのか。水質が改善された今、漁協が注目するのは諏訪湖の底。“暴れ天竜”と呼ばれた天竜川の首根っこを押さえコントロールを容易にするため昭和63年に現在の形が完成した釜口水門(岡谷市)。漁協の分析では、現水門の稼働に伴い湖底付近で水の動きがなくなり、無酸素化。貝も虫も住まない“死の水底”と化しているという。
諏訪湖漁協などは昨年末、上下2段ある水門ゲートのうち下段から放水すれば、湖底に流れが生まれ無酸素状態が改善されるとして、下段ゲートによる放水を要望したが、水門を管理する県建設事務所は「コンピューターでシミュレーションを行ったが、湖水の動きに大きな変化はない」と拒否。漁協では現在、パイプで湖底に空気を送るなど、別の方策も視野に入れて湖底の無酸素状態改善に取り組む。
底の方放水したら、下流の皆様怒るぞ。
ものすごい漁業被害が下流で起こる予感。
現実的に無理だと思うけど、建設事務所の言ってることが、いかにも、って感じ。
観光面での動きもある。これまで諏訪湖は、古くから続く伝統的漁業を営む漁師を守るため、釣り人のリール使用が原則禁止という全国的にまれな湖だった。湖にはルアー釣りのターゲットとして人気のブラックバスも数多く生息し漁協は駆除を行っているが、リールが使えないため若い釣り人の姿はほとんど見えなかった。
しかし、地元釣り人からの要望を受けて現在、漁業とぶつからない場所を限定してリール釣りを解禁し、収入につなげる方策を漁協内で検討している。
今じゃ上川中流までリール禁止ですよ。
おかげでわたくしのニゴイ釣り場が・・・(笑)